セロクエル(クエチアピン)の概要・効果・副作用まとめ

セロクエル(一般名:クエチアピン ※以下セロクエル)は、心の病気の治療に使用され、神経の高ぶりや不安感を鎮める作用があります。第二世代(非定型)の抗精神病薬で、副作用が少ないとされています。受容体に作用するため、ドーパミンとセロトニンという2つの神経伝達物質をおさえる効果があります。また、抗うつ効果もありますが、体重増加と血糖上昇が問題とされています。

セロクエルの概要

商品名 セロクエル
発売日 2000年2月
一般名 クエチアピン
剤形 錠剤、細粒
発売元 アステラス
製造販売 アステラス

セロクエルの服用方法

セロクエルは、通常成人1回25mg、1日2~3回より開始します。服用量を徐々に増やしていき、1日150㎎~600㎎を2~3回分服します。※1日最大750㎎

セロクエルの錠形

セロクエルは、「錠剤」「細粒」の2種類の錠形があります。

剤形 特徴
錠剤 一般的な錠剤。表面が膜で覆われているので苦みを感じず飲み込みやすいのが特徴
細粒剤 粉薬が飛び散らないように細かい粒状に加工されており、量を細かく調整することが可能

セロクエルの効果・効用

セロクエルの働きで得られる効果・効用は次の通りです。

不安や緊張、抑うつ、そう状態の改善

気持ちを落ち着ける作用があるため、精神症状を安定させる効果があります。

陽性症状(妄想、幻覚、興奮など)の改善

脳内の神経伝達物質(ドーパミン)をおさえる作用があるため、思考や感情のコントロールが改善します。

セロクエルの副作用

比較的多くみられる副作用として、立ちくらみとめまいが挙げられます。とくに、飲み始めに出る「強い立ちくらみ」には、十分な注意が必要です。

  • 高血糖
  • 糖尿病性ケトアシドーシス
  • 糖尿病性昏睡
  • 低血糖
  • 悪性症候群
  • 横紋筋融解症
  • 痙攣
  • 無顆粒球症
  • WBC減少
  • 肝障害
  • 黄疸
  • 麻痺性イレウス
  • 遅発性ジスキネジア
  • 肺塞栓症
  • 深部静脈血栓症
  • 不眠
  • 易刺激性
  • 傾眠
  • 不安
  • 頭痛
  • めまい
  • アカシジア
  • 振戦
  • 構音障害
  • 筋強剛
  • 流涎
  • 頻脈
  • 心悸亢進
  • AST・ALT・LDH・AI-P・γ-GTP上昇
  • 便秘
  • 倦怠感
  • CK上昇
  • 口内乾燥

など

セロクエル服用の注意点

糖尿病性ケトアシドーシス、糖尿病性昏睡の報告があります。投与中は血糖値の測定を行い、患者、家族に十分に説明した上で、口渇、多飲、多尿、頻尿の症状が現れた際は、投与を中止し医療機関へ受診してください。

セロクエルの薬価

商品名 薬価
セロクエル錠25㎎ 47.2円
セロクエル錠100㎎ 165.6円
セロクエル錠200㎎ 310.9円
セロクエル細粒50% 802.5円

認知症中核薬の情報を見る
アリセプト(ドネジペル塩酸塩)
メマリー(メマンチン塩酸塩)
イクセロンパッチ、リバスタッチパッチ(リバスチグミン)
レミニール(ガランタミン)

参考文献:今日の治療薬(株式会社南江堂発行)
介護のお仕事

認知症の基礎知識

Facebookコメント