セレネース(ハロぺリドール)の概要・効果・副作用まとめ

セレネース(一般名:ハロぺリドール ※以下セレネース)は、心の病気の治療に使用され、神経の高ぶりや不安感を鎮める作用があります。抗精神病薬には、古い第一世代(定型)と比較的新しい第二世代(非定型)があります。第一世代は作用が強力な分、副作用も強力なことで知られています。セレネースは第一世代にあたります。

セレネースの概要

商品名 セレネース
発売日 1964年12月
一般名 ハロぺリドール
剤形 錠剤、細粒、内服液、筋肉注射
用量 内服:初期は1日0.75㎎~2.25㎎。維持量は1日3㎎~6㎎。
筋肉注射:1回5㎎、1日1~2回。
発売元 大日本住友
製造販売 大日本住友

セレネースの服用方法

セレネースは、内服の場合は、通常成人1日0.75~2.25mgから徐々に増量し、1日3~6mgを維持量とし、経口服用する。筋肉注射の場合は、1回5mgを1日1~2回注射する。

セレネースの錠形

セレネースは、「錠剤」「細粒」「内服液」「筋肉注射」の4種類の錠形があります。

剤形 特徴
錠剤 一般的な錠剤。表面が膜で覆われているので苦みを感じず飲み込みやすいのが特徴
細粒剤 粉薬が飛び散らないように細かい粒状に加工されており、量を細かく調整することが可能
内服液 薬を水に溶かしたり、懸濁させたりした液状の薬
筋肉注射 肩の筋肉(三角筋)、太もも前面の筋肉(大腿四頭筋外側広筋)、お尻の筋肉(中殿筋)など、ある程度まとまった筋肉があり、太い血管や神経が通っていない所に注射で薬を投与すること

セレネースの効果・効用

セレネースの働きで得られる効果・効用は次の通りです。

不安や緊張、混乱の改善

気持ちを落ち着ける作用があるため、躁病や統合失調症に効果があります。

脳内情報伝達神経の混乱を改善

気持ちを落ち着ける作用があるため、躁病や統合失調症に効果があります。

陽性症状(妄想、幻覚、興奮など)の改善

脳内の神経伝達物質(ドーパミン)をおさえる作用があるため、思考や感情のコントロールが改善します。

セレネースの副作用

錐体外路症状と言われる、手のふるえ、体のこわばりなどがあります。予防薬で対処することも可能ですので、ひどいときは早めに受診し医師に相談ください。

長期間の服用で、口周辺の異常運動「遅発性ジスキネジア」を起こすことがあります。とくに女性や高齢の人は注意が必要です。

  • 麻痺性イレウス
  • 遅発性ジスキネジア
  • SIADH
  • 心室頻拍
  • 悪性症候群
  • 無顆粒球症
  • WBC減少
  • 横紋筋融解症
  • 肺塞栓症
  • 深部静脈血栓症
  • 血圧降下
  • 頻脈
  • 肝障害
  • 錐体外路症状
  • 眼の調節障害
  • 過敏症
  • 貧血
  • 不眠

など

セレネース服用の注意点

昏睡状態、中枢神経抑制薬の強い影響下、重症心不全、パーキンソン病、ブチロフェノン系薬過敏症、アドレナリン投与中(血圧低下の恐れ)、妊婦の方は服用できません。

セレネースの薬価

商品名 薬価
セレネース錠0.75㎎ 7.80円
セレネース錠1㎎ 7.80円
セレネース錠1.5㎎ 9.40円
セレネース錠3㎎ 9.90円
セレネース細粒1% 45.40円
セレネース内服液0.2% 20.80円
セレネース注5㎎ 89.0円

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参考文献:今日の治療薬(株式会社南江堂発行)
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