リスパダール(リスペリドン)の概要・効果・副作用まとめ

リスパダール(一般名:リスペリドン ※以下リスパダール)は、心の病気の治療に使用され、神経の高ぶりや不安感を鎮める作用があります。第二世代(非定型)の抗精神病薬で、副作用が少ないとされています。受容体に作用するため、ドーパミンとセロトニンという2つの神経伝達物質をおさえるため、陽性症状と陰性症状に効果があります。

リスパダールの概要

商品名 リスパダール
発売日 1996年6月
一般名 リスペリドン
剤形 錠剤、細粒、OD錠、内用液
発売元 ヤンセン
製造販売 ヤンセン

リスパダールの服用方法

リスパダールは、通常成人1回1mg(1ml)、1日2回より開始し服用量を徐々に増やしていきます。維持量は、1日2㎎~6㎎を2回分服します。※1日最大12㎎

リスパダールの錠形

リスパダールは、「錠剤」「細粒」「OD錠」「内用液」の4種類の錠形があります。

剤形 特徴
錠剤 一般的な錠剤。表面が膜で覆われているので苦みを感じず飲み込みやすいのが特徴
細粒剤 粉薬が飛び散らないように細かい粒状に加工されており、量を細かく調整することが可能
OD錠 「Oral Disintegration」の略で、口腔内崩壊錠(こうくうないほうかいじょう)を意味しています。OD錠は、唾液程度の少量の水で溶けるため、口に入れると、すぐに溶けるようになっています。
内用液 薬を水に溶かしたり、懸濁させたりした液状の薬

リスパダールの効果・効用

リスパダールの働きで得られる効果・効用は次の通りです。

不安や緊張、抑うつ、そう状態の改善

気持ちを落ち着ける作用があるため、精神症状を安定させる効果があります。

陽性症状(幻覚、興奮など)陰性症状(意欲低下、自閉など)の改善

脳内の神経伝達物質(ドーパミン)をおさえる作用があるため、思考や感情のコントロールが改善します。

リスパダールの副作用

比較的多くみられる副作用として、立ちくらみとめまいが挙げられます。とくに、飲み始めに出る「強い立ちくらみ」には、十分な注意が必要です。

  • 悪性症候群
  • 遅発性ジスキネジア
  • 麻痺性イレウス
  • SIADH
  • 肝障害
  • 黄疸
  • 横紋筋融解症
  • 不整脈
  • 脳血管障害
  • 高血糖
  • 糖尿病性ケトアシドーシス
  • 糖尿病性昏睡
  • 低血糖
  • 無顆粒球症
  • WBC減少
  • 肺塞栓症
  • 深部静脈血栓症
  • 不眠
  • 不安
  • 激越
  • アカシジア
  • 振戦
  • 傾眠
  • 構音障害
  • ふらつき
  • 頭痛
  • ジストニー
  • 便秘
  • 流涎過多
  • 筋固縮
  • 月経障害
  • 易刺激性
  • 倦怠感
  • ALT・CK増加

など

リスパダール服用の注意点

昏睡状態、中枢神経抑制薬の影響下、アドレナリン投与中(血圧低下のおそれ)、クロザピン投与中の方は服用できません。

リスパダールの薬価

商品名 薬価
リスパダール錠1㎎ 28.7円
リスパダール錠2㎎ 50.3円
リスパダール錠3㎎ 69.3円
リスパダールOD錠0.5㎎ 15.5円
リスパダールOD錠1㎎ 28.7円
リスパダールOD錠2㎎ 50.3円
リスパダール細粒1% 247.8円
リスパダール内用液1mg 80.4円

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参考文献:今日の治療薬(株式会社南江堂発行)
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