認知症×エンタメ・カルチャー
2017.5.22

認知症介護小説『その人の世界』vol.25 私に言わせれば

まえがき 今回の物語は、前回の物語(認知症介護小説『その人の世界』vol.24)と全く同じ場面を描きました。主人公は、前
認知症×エンタメ・カルチャー
2017.4.13

認知症介護小説『その人の世界』vol.24 できることもあります

もうどこにも行きたくない。誰にも会いたくない。 私には馴染みの集まりがあった。この地域に引っ越してきた八年前から地区の婦
認知症×エンタメ・カルチャー
2017.4.10

認知症介護小説『その人の世界』vol.23 私、味わっている

~まえがき~ 阿部さま お世話になります。 世の中誤解があるのですが、胃ろうなど経管栄養の方のお楽しみ食は、アイスクリー
認知症×エンタメ・カルチャー
2017.3.10

認知症介護小説『その人の世界』vol.22 味がせえへん

なんやこれ。ただのお湯やないの。 「ちょっと、ちょっと」 私はエプロンをつけたお姉ちゃんを呼び寄せた。 「はあい」 甲高
認知症×エンタメ・カルチャー
2017.2.7

認知症介護小説『その人の世界』vol.21 心配なんです

もうあれから3日が過ぎた。 いったんここで宿を取り、翌日からヨーロッパへ骨董品の買い付けに行く予定だった。 息子と私は2
認知症×エンタメ・カルチャー
2016.11.7

認知症介護小説『その人の世界』vol.20 私とどういうご関係?

今の時代だとペンションていうのかしら、こういうの。 要するにお泊りする所なのよね。お部屋におトイレがついていて、食事は決
認知症×エンタメ・カルチャー
2016.10.24

認知症介護小説『その人の世界』vol.19 あなた、何がしたいの

物干し竿みたいな棒が二本、横に並んでいる。腰くらいの高さのそれは、どうやら伝って歩くためのものみたい。 「はい、立ってく
認知症×エンタメ・カルチャー
2016.10.3

認知症介護小説『その人の世界』vol.18 私は邪魔なのか

朝の8時はパトロールの時間だ。 交番の仕事を定年で辞めてから、私はそれまで副会長として携わってきた町内会の会長を務めるこ
認知症×エンタメ・カルチャー
2016.9.2

認知症介護小説『その人の世界』vol.17 誰かが見ている

正直、この部屋は薄気味悪いのです。 お世話になっているのに文句は言えないのですが、私はこの部屋にはいたくありません。常に
認知症×エンタメ・カルチャー
2016.8.23

認知症介護小説『その人の世界』vol.16 残したいものがあるんだ

責めるように照りつける太陽に負け、僕は木陰へ逃げた。三人分ほどのベンチの端では中年の男性が本を開いており、僕はその反対側