エンタメ・カルチャー
2017.4.13

認知症介護小説『その人の世界』vol.24

もうどこにも行きたくない。誰にも会いたくない。 私には馴染みの集まりがあった。この地域に引っ越してきた八年前から地区の婦
エンタメ・カルチャー
2017.4.10

認知症介護小説『その人の世界』vol.23

~まえがき~ 阿部さま お世話になります。 世の中誤解があるのですが、胃ろうなど経管栄養の方のお楽しみ食は、アイスクリー
エンタメ・カルチャー
2017.3.10

認知症介護小説『その人の世界』vol.22

なんやこれ。ただのお湯やないの。 「ちょっと、ちょっと」 私はエプロンをつけたお姉ちゃんを呼び寄せた。 「はあい」 甲高
エンタメ・カルチャー
2017.2.7

認知症介護小説『その人の世界』vol.21

もうあれから3日が過ぎた。 いったんここで宿を取り、翌日からヨーロッパへ骨董品の買い付けに行く予定だった。 息子と私は2
エンタメ・カルチャー
2016.11.7

認知症介護小説『その人の世界』vol.20

今の時代だとペンションていうのかしら、こういうの。 要するにお泊りする所なのよね。お部屋におトイレがついていて、食事は決
エンタメ・カルチャー
2016.10.24

認知症介護小説『その人の世界』vol.19

物干し竿みたいな棒が二本、横に並んでいる。腰くらいの高さのそれは、どうやら伝って歩くためのものみたい。 「はい、立ってく
エンタメ・カルチャー
2016.10.3

認知症介護小説『その人の世界』vol.18

朝の8時はパトロールの時間だ。 交番の仕事を定年で辞めてから、私はそれまで副会長として携わってきた町内会の会長を務めるこ
エンタメ・カルチャー
2016.9.2

認知症介護小説『その人の世界』vol.17

正直、この部屋は薄気味悪いのです。 お世話になっているのに文句は言えないのですが、私はこの部屋にはいたくありません。常に
エンタメ・カルチャー
2016.8.23

認知症介護小説『その人の世界』vol.16

責めるように照りつける太陽に負け、僕は木陰へ逃げた。三人分ほどのベンチの端では中年の男性が本を開いており、僕はその反対側
エンタメ・カルチャー
2016.7.7

認知症介護小説『その人の世界』vol.15

俺はバカになっちまった。 医者みたいな格好のやつにガキでもできるような計算問題をやらされ、答えることができなかった。 「