認知症が分かる映画!厳選7本【笑えるものからシリアスなものまで】

【アイキャッチ】認知症の映画

認知症は日本だけでなく、世界共通の社会課題。世界中に、認知症を題材にした映画が色々と作成されています。今回は、中でもオススメの7本をピックアアップしてご紹介します!

観ると元気をもらえる『毎日がアルツハイマー』

【映画】毎日がアルツハイマー
YouTubeでおよそ100万人が観た超人気動画の劇場公開版。認知症の母親との日々を、娘の関口監督がユーモラスに撮影したドキュメンタリー映画です。2012年に公開されたパート1が好評で、2014年にはパート2が公開されています。

この映画は、日常の場面で認知症の人や家族が出くわす出来事をユーモアいっぱいに描いています。この映画を観るだけで、教科書を何冊読んでも分からない認知症の世界が分かります。 (国立長寿医療研究センター・内科総合診察部長 遠藤英俊)

関口監督自身によるナレーションやテロップでのツッコミなどの妙味もあって、本能のままに生きるひろこさんが非常に愛らしくチャーミングな存在に見えてくる本作品。個人的な視点にとどまらない、ユニークなドキュメンタリー映画です。

音楽の力で記憶を呼び戻す『パーソナルソング』

【映画】パーソナルソング
ドキュメンタリー映画の国際的な登竜門と言われるサンダンス国際映画祭で観客賞を受賞した本作品。認知症の人にiPodで思い出の曲を聞かせることで、記憶を思い出させる“音楽療法”を取り上げています。

認知症を患っている黒人男性ヘンリー(94)に音楽を聞かせてみた。自分の娘の名前すら忘れてしまっていた彼だったが、ゴスペルの名曲「ゴーイン・アップ・ヨンダー」を聴いた途端、カメラの前で劇的な反応を見せる。

ここ数年、音楽療法が認知症には効果的であるという報告がなされていますが、そんな報告を裏付けるかのように、カメラの前で、音楽を聴いたとたん驚くほどに覚醒する人々の様子は必見です!

ゴヤ賞最優秀アニメーション賞受賞!『しわ』

【映画】しわ
スペインのアカデミー賞とも言われるゴヤ賞の最優秀アニメーション賞と最優秀脚本賞を受賞した本作品。特別養護老人ホームを舞台に、施設で暮らす老人たちの友情や、認知症を受け入れる本人の気持ちが描かれています。

老人ホームに預けられた元銀行員のエミリオ。お金に細かいミゲルと同室で暮らす。ある日、薬を間違えられたことから、エミリオは自身がアルツハイマーだと確信する。ショックで症状が進行したエミリオのために、ミゲルは何とかしようと考えた結果……。

どうやって「老い」や「認知症」と向き合えばよいのか。本当に必要なのは「家族」か「友達」か…。そんな重いテーマを、アニメーションならではのポップなキャラクターや、ユーモアを交えた展開で、親しみやすく見せてくれます。

日本の学習療法が米国で絶賛『僕がジョンと呼ばれるまで』

【映画】僕がジョンと呼ばれるまあで
「脳トレ」でおなじみの東北大学の川島隆太教授らを中心に開発された認知症の予防・改善効果プログラム「学習療法」。アメリカの介護施設でその効果を実証するプロジェクトを追ったドキュメンタリーです。2013年アメリカン・ドキュメンタリー映画祭観客賞をはじめ、数々の賞を受賞して、注目を集めています。

平均年齢80歳以上のアメリカ・オハイオ州にある高齢者介護施設。ここに暮らす多くの方が認知症です。スタッフのジョンは施設で暮らすおじいちゃんおばあちゃんに毎日たずねます。 「僕の名前を知っていますか?」 でも、答えはいつも「いいえ」。何度名前を伝えても覚えていません。そんな彼女たちが挑戦したある取り組みが、彼女たちの毎日を変えていきます。

日本では、自主上映方式によって、全国各地で“僕ジョン”上映の輪が、広がりつつあります。

認知症という概念がなかった時代の『恍惚の人』

【映画】恍惚の人
「認知症の親と家族」をテーマに書かれたベストセラー小説が映画化された本作品。1970年代当時、まだ「認知症」という概念自体がない時代に、高齢化社会へ鋭く切り込んだ作品として注目を集めました。『恍惚』とはぼんやりしてはっきりしない様。綺麗な言葉ですが、中身は認知症の介護が生々しく表現されています。認知症映画の先駆け的存在です。

ボケの進行した老人と、息子家族との心の触れ合いを温かいまなざしで描いた人間ドラマ。有吉佐和子の同名ベストセラーを豊田四郎監督が映画化。息子の家族と同居する立花茂造、84歳は、老妻が死んで以来、ボケが進み、息子の顔さえ忘れてしまう始末。茂造は、奇妙な行動を繰り返し、しばしば家族に迷惑が及び、苦悩を深める息子夫婦だったが……

昭和40年代に撮影された本作品。今も昔も家族の葛藤は変わらないんですね。

若年性認知症を広く知らしめた『明日の記憶』

【映画】明日の記憶
荻原浩の同名小説が原作で、2005年に映画化された『明日の記憶』。これまで国内ではあまり知られていなかった若年性アルツハイマーを取り上げ、認知症は年寄りだけのものではないことを広く知らしめるきっかけになりました。若年性認知症を受け止める本人とその家族の過程がリアルに描かれています。

50歳の働き盛りのサラリーマン佐伯(渡辺謙)が、突如若年性アルツハイマー病に侵されてしまう。記憶を失っていくばかりか、感情もコントロールできなくなっていく佐伯が、進行する病の恐怖と闘う姿と共に、彼を支え続ける妻(樋口可南子)の姿が描かれる。記憶や正気を失っていく本人の恐怖は切実だが、それを受け止め共に乗り越えようとする妻の存在が、夫婦であり続けること、人を愛すること、そして人間として生き続けることなどを静かに問い掛ける。

主人公の葛藤を演じる渡辺謙さんの迫力ある演技は圧巻ものです。

アカデミー賞受賞映画『アリスのままで』

【映画】アリスのままで
世界各国で翻訳されているリサ・ジェノヴァの小説『STILL ALICE』を原作にした本作品。
ジュリアン・ムーア主演で、若年性アルツハイマーを描いた映画『アリスのままで』として、2015年6月から日本でも公開されました。

50歳の言語学者アリスは、大学での講義中に言葉が思い出せなくなったり、ジョギング中に家に戻るルートがわからなくなるなどの異変に戸惑う。やがて若年性アルツハイマー病と診断された彼女は、家族からサポートを受けるも徐々に記憶が薄れていく。ある日、アリスはパソコンに保存されていたビデオメッセージを発見し……。

 

若年性アルツハイマーを患う主人公アリスを演じきったジュリアン・ムーアは、同作品で第87回アカデミー賞主演女優賞を受賞しています。映画館で観られる日が待ち遠しいですね。

さいごに

いかがでしょうか。観てみたい映画はありましたか?認知症について理解を深めるぞ、と意気込んで鑑賞するのも良いですが、まずは難しく考えすぎず、純粋にエンターテインメントとして楽しんでみてはいかがでしょうか。気に入ったものがあれば、ぜひチェックしてみてくださいね!

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認知症ONLINE 編集部

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