3秒でできる!認知症介護で心にゆとりをあたえる2つの方法

こんにちは。「認知症介護よりそいケアアドバイザー」石川深雪です。突然ですが、みなさんは仕事中、心にゆとりはありますか?認知症介護の仕事は、そのときどきで慌ただしさが天と地ほど違いますよね。なんだか今日は静かだな~っていうときと、こっちでは喧嘩、あっちでは転倒、そっちでトイレに行きたいと呼んでいる!そんなときに限って外線電話がかかってきたり…。

忙しいときは本当に大変。焦る気持ちはとてもよくわかります。わたしもそうでしたから。今日は、そんな忙しい中でもほんのちょっと心にゆとりを作る方法についてお伝えします。

心にゆとりがないとどうなるのか?

介護者の心にゆとりがないと、どんなことが起こると思いますか?みなさん経験したことがあるかもしれませんが、イライラして、呼吸は浅く、体に力が入って、顔つきもこわばってきます。つまり、身体の表面に出てきてしまうのです。

ここでちょっと考えてみてください。よくわからないところに来てしまって、突然知らない若造がなんだか怖い顔をしてどんどん近づいてくる。そして、「お風呂に行きましょう」「トイレに行きましょう」って誘われたら…。ついていきたいと思いますか?

現場でこういった状況を、ときどき見かけていました。そして、その誘いを断ったおじいちゃんおばあちゃんは、「介護拒否」と言われてしまうのです。もう気付いている人もみえるかと思いますが、介護拒否の原因のひとつは、介護者の心にゆとりがないことなんです。

どうやったらゆとりができる?

それではどうしたら心にゆとりを持って接することができるのでしょうか。簡単な2つの方法をお伝えいたします。

深呼吸をしましょう

体操などでも、「はい!吸って~はいて~」とやりますが、深呼吸するときは、はくことだけに意識をおいてください。まずは思いっきり息をはきます。細く強く口から息をはきだして、肺の中を空っぽにします。そして、吸うときは鼻から。

そうすると、空っぽの肺に自然に空気が送り込まれていきます。これだけで全身に酸素がいきわたってスッキリします。そして一瞬だけでも「呼吸」に意識を持っていくことで、頭の中のイライラも一旦リセットされるんです。これは以前コーチングの勉強の中で学んだのですが、ずっとネガティブな思考が続くととっても苦しいです。ですので、ほんの数秒、一瞬でもいいので、別のことに集中して、ネガティブ思考を切断してみてください。

ゆっくり近づきましょう

どんなに忙しく動いていても、おじいちゃんおばあちゃんの5歩手前から意識してペースを落としてください。そして3歩手前からは1秒に1歩くらいのつもりで歩いてみてください。意識的にペースを落とすことで心に少しゆとりができます。忙しい勢いのまま行くよりも、その後のおじいちゃんおばあちゃんへの声かけも穏やかにできると思います。

さいごに

息を吐いて3秒。ゆっくり近づいて3秒。どちらもタイムロスはほとんどありません。ゆとりのないまま介助しようとすると、余計に時間を費やしてしまったり、声掛けがうまくいかなかったりで、さらにイライラしてしまいます。そして、さらにゆとりがなくなってしまうという悪循環を招きます。悪循環を断ち切るためにも、「深呼吸」「ゆっくり」を仕事の中に取り入れてみてください。できるときに、できることから少しずつやっていきましょう。

前回記事:とっても大切!認知症高齢者の生活習慣を見つけられる介護職員になろう!
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石川深雪
大学卒業後、15年間介護職として勤務。そのうち10年間はグループホームに勤務し、認知症介護の魅力にひきこまれる。3年前、人間関係のストレスからうつ状態になり、その後回復。それらの経験から、「介護の仕事をする人のサポートをしたい」「認知症介護の魅力を発信したい」と強く思うようになり、2017年1月に独立。現在はLINE@を利用しての仕事の悩み相談や、メルマガブログにより介護に関する情報を発信中。今後はセミナー講師としても活動していく。[保有資格]介護福祉士、社会福祉士、保育士、認知症介護実践者研修修了

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