パッチ・アダムスが教える!笑顔にしたい人の前で取る行動とは?

こんにちは、クラウンアンバサダーの金本麻理子です。ここ数年、私たちが行っているクラウンの活動に興味を持ってくださる方が増えて、

「クラウンをやってみたい」
「是非、勤務先の施設に来てほしい」
「私も赤鼻をつけて施設の人を笑顔にしたい」

という声を聞くことが多くなりました。そこで今回は、クラウンの師匠であるパッチ・アダムスから教えてもらったことについて、お話いたします。

前回記事:「自分はなんの役にも立たない人間」そんな想いを変えてくれたおじいさんの話

現実と理想で葛藤する現場

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クラウンの活動に関心を持ってくださる方、あるいは、「クラウンを使って現場に笑いを増やしたい」と思ってくださる方がいるのは、とても嬉しいことです。その一方で、介護や医療の現場職員さんから、たびたび聞かれることがあります。

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施設にいるおじいさんやおばあさんを笑わせたり、癒してあげたいんです。でも、オモシロイことができる訳ではないし…どうしたらできるようになるのでしょうか?
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そばにいて話も聞いてあげたいのだけれど、忙しくてできないんです…。

利用者さんや患者さんに、もっと向き合いたい、寄り添いたい気持ちがありながら、日々の業務に追われ実現できず、悩んでいらっしゃるとのことです。そんな時に思い出すのが、師匠のパッチの言葉です。

どうやったら笑顔にできますか?

数年前、パッチと共に沖縄にある福祉系の学校を訪れた際、男子学生さんからこんな質問が投げかけられました。

「心に傷を負ったり、身体に傷を負った人をどうやったら幸せにできますか?どうやったら笑顔にすることができますか?あなたの映画のように…」

私にとっても、その質問はとても興味深いものでした。パッチはなんてこたえるのだろうか?と思っていたら、パッチからは思いがけずこんな答えが返ってきました。

パッチの言葉

私はこれまで、
人を幸せにしてきたと思ったことは一度もないよ。

幸せだとその人が感じたのは、
その人が幸せだと自分で決めたから。

私ができるのは、
その人が幸せだと感じられる影響を及ぼすことだけ。

例えば、
相手に親切にすること
自分がハッピーでいること
楽しむこと
思いやりをもつこと
協力すること
自分の瞳をいつも輝かせていること
 
だからクラウニングは、
これらにもってこいなんだよ。

相手に笑って欲しいとか、
相手に幸せになって欲しいとか思ってない。

ただ、自分がまずは輝いていること、
そうすれば周りに影響を及ぼす人となれる。

まずは自分が笑顔でいること

パッチの言葉を聞いて、なるほどなぁと思いました。
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自分自身が笑顔であったり、楽しいと感じていたり、幸せだと思っていたら、それは自然に相手に影響する。自分が不満顔になれば、相手も不満や不安な顔になる。自分が笑顔で接すれば、相手も笑顔で返してくれる。まずは、私がハッピーな気分で瞳を輝かせていることがいいんだ!そう感じました。

クラウンが訪問することで、無表情のおじいさんやいつも怒ったような表情のおじいさんが、にやっと笑ったり、冗舌になったりするのを何度も見てきました。踊り好きのおばあさんが車イスから降りて、一緒にクラウンたちと踊り、そのまま玄関まで見送ってくれた事もありました。

さいごに

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眉間にシワを寄せている人や、難しそうな顔をしている人、つまらなそうにしている人よりは、瞳を輝かせて、楽しい雰囲気をもっている人に傍らにいてほしいですよね。そういう人がいると、周りの人たちも自然と笑顔になり楽しい気分になるのです。赤鼻をつけていても、つけていなくても 自分自身が輝き、楽しんでいることが大切だと思っています。

撮影:近藤浩紀

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金本麻理子
東京都港区生まれ。幼稚園教諭、在宅訪問介護士を経て現在はケアリングコーチとして医療・福祉従事者、教育者を中心にサポートしている。その他、美容専門学校、医大生、NPO団体、医療・福祉従事者向けの「ケアリングクラウンの観点から考えるコミュニケーション」の講演会、ワークショップなどを開催。子育て中のお母さんたちへのグループコーチングのファシリテーターも行っている。 2003年11月アメリカ映画「パッチ・アダムス」のモデルとなったDrパッチに逢ったことが転機となり、彼と共にロシア、中国、チベット、イタリア、エクアドル、アメリカなどの施設や病院などをクラウンとして訪問し、日本でもケアリングクラウンの活動を広めている。現在Clown one Japan というケアリングクラウングループの代表を務め、全国の高齢者施設、病院、児童養護施設、被災地などを訪問している。◆ブログ「パッチ・アダムスからもらったギフト you are great!」◆Clown one Japan Facebookページ
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