親の介護は誰がする?介護スタンスを8タイプに分類してみた!

親の介護は誰がする?介護者のスタンスを8パターンに分類してみた

先日、埼玉で起きた認知症介護苦による無理心中の事件。47歳の三女が殺人と自殺ほう助の疑いで逮捕されました。私がまず思ったのは、「長女と二女は、一体何をしていたんだろう?」ということでした。

“親の介護を誰が担当するのか?”は、兄弟間で揉めやすいテーマです。この役割は、長女だから、長男だからといった「家制度」で介護が決まるわけでもなく、各家庭の事情によります。決定に大きく影響するのが、家族一人ひとりが持つ“スタンス”です。今回は、この介護スタンスを8タイプに分類してみました。

介護者のスタンスは8タイプに分類できる

まず、親の介護をするにあたっての重要3大要素は、お金、口、時間の3つ。

  • お金 …介護費用を出せるかどうか
  • 口…介護に対して意見を言うか
  • 時間…介護に時間を割けるか

ということです。これらの要素を使って、介護者のスタンスを次のように分類します。

介護者8つのタイプ

我が家を例にすると、わたしは主介護者型です。そして妹はサポーター型。この「主介護者型×サポーター型」の組み合わせは、介護において、理想的な形だと思っています。どうやって決めたかというと、わたしが自ら立候補しました。介護を30代半ばで覚悟していたので兄妹間で揉めることもなく、すんなり決まりました。

最もタチが悪いのはどのタイプ?

この8つのタイプの中で最悪なのは、口だけ型。介護はしない、お金も出さないくせに、口だけは偉そうな人です。また、お金にモノをいわせて介護にも色々口出しをするものの、自分は介護をしないお金振りかざし型もなかなか厄介です。無関心型の人も最悪と思いがちですが、主介護者が「自分ばっかり介護して!」という比較の気持ちさえ持たなければ、意外と無害です。

別居中の父は無関心型です。もし同居していたら、お札振りかざし型か口だけ型になっていたはず。別居している事で自分に介護が回ってきたわけですが、それでも無関心型なので、全く介護生活に影響はありません。むしろありがたいくらいで、認知症の母も穏やかに生活できています。

身内はどのタイプにあてはまるか想像してみよう

お金解決型は、いわゆるスポンサーです。お金しか出さず介護しないのはひどい!と思われるかもしれませんが、静かにお金を援助してもらえるのは、主介護者にとってはありがたい話です。遠くの親戚や、どうしても介護には参加できないけどお金だけ援助するというタイプも、実は助かります。同居型は、本当に寄り添うだけの老老介護でよく見られるケース。ボランティア型はお金は出せないけど、介護をする意欲のある人です。

自身の兄弟や親戚は、この分類の中でどのスタンスにあてはまるのか、明確にすることで、家族・親族の介護負担を分散できると理想です。一番の難関は主介護者を誰にするかなんですが・・・。

今日もしれっと、しれっと。

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工藤広伸(くどひろ)
1972年生まれ。ブログ「40歳からの遠距離介護」など執筆を生業にする介護作家・ブロガー。祖母(要介護3)と母(要介護1)のW認知症&遠距離介護からスタート。父(要介護5)も在宅介護して看取る。成年後見人経験者、認知症ライフパートナー2級、認知症介助士。なないろのとびら診療所(岩手県盛岡市)地域医療推進室非常勤。現在も東京と岩手を年間約20往復しながらしれっと遠距離介護中。

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